韓国MBCの2014年に放送されるドラマの一覧になります [韓流ドラマ特集]
出演者
ハ・ジウォン | チュ・ジンモ | チ・チャンウク | キム・ミョングク |
キ・スンニャン | ワンユ | タファン | チャン・スンヨン |
高麗出身の | 高麗の王 | 元国の | タファンの |
元の皇后 | 皇帝 | 皇室師父 | |
出演者
イ・ソンギュン | イ・ヨニ | イ・ギウ | イ・ミスク |
キム・ヒョンジュン | オ・ジヨン | イ・ユン | マ・エリ |
BB化粧品 | エレベター | 投資相談 | クィーン美容室 |
社長 | ガール | 院長 | |
出演者
イ・サンヨプ | ホン・スヒョン | ソ・ジソク | シン・ダウン |
チョン・ジェミン | ソン・ミジュ | ウン・ハロム | ウン・ハギョン |
ヒョンス息子 | スネ娘 | ヒジェ娘 | |
出演者
ユイ | チャ・イェリョン | イ・ジェユン | チョン・イル |
キム・ペクウォン | キム・チョンウォ | キム・マンウォン | ソ・ドヨン |
本名 | ン | ソ・ジンギの | |
チャン・ハビン | 息子 |
朝連続ドラマ
出演者
パク・シウン | イ・ジェファン | チン・テヒョン | ペ・グリン |
ハン・ヨンス | ミン・ジュウォン | ミン・ジョンヒョン | オ・シンヒ |
出演者
イ・ジン | パク・ユンジェ | チョ・アン | ホン・ヨソプ |
オ・ビッナ | カン・ハジュン | チャン・チェリ | チャン・ジェイク |
ヨンドゥ母 | Jホテル経営 | チャンウン閣 | 国文学科教授 |
戦略室本部長 | 常務 | 小説家 |
夜連続ドラマ
出演者
チョン・ソンモ | チョン・チャン | アン・ソクファン | イ・ミド |
ネスク | トンソン王 | ヘクガ | ウリョン |
ウンヘ王妃父 | 百済24代王 | チェファ父 | チェファの |
ムリョン父 | 下女 | ||
イム・セミ | イ・ジェリョン | ミョン・セビン | ユン・テヨン |
ウネ王妃 | ムリョン大王 | チェファ | クチョン |
ムリョン正妃 | 百済代25代王 | ペク家部下 |
韓国人気ラブコメデイドラマ集 ・DVDCO.JP [韓流ドラマ特集]
チュウォン、ユイ、リュ・スヨン
イ・テソン、イ・ボヨン、チン・イハン
チェ・ジョンウォン、キム・ジフン
生命保険会社に入社以来、5年間業績全国最下位を更新しながらも、会社の顧問弁護士ウォン・ガンハに夢中のチン・パルガン。ブランド品を買い込んでは自分磨きに忙しいが、冷たい性格と評判のガンハは彼女に見向きもしない。
キム・ナムジュ、オ・ジホ
その輝く美貌で学園中の男性達をとりこにし、イケイケの女王的存在だったジエ(キム・ナムジェ)。ところが、彼女に言い寄る大勢の男たちの中から最後に選んだ夫・ダルス(オ・ジホ)は、社会的に順応ができないダメ男だった。
ク・ヘソン、イ・ミンホ、キム・ヒョンジュン
一般庶民家庭の平凡な女子高生の牧野つくし(ジャンディ)は,ひょんなことから金持ち学校・神話学園に奨学生として編入することに。だが、正義感の強いつくしは学園を掌握する財閥子息4人組「F4」の横暴な行動に憤慨し宣戦布告。彼らの標的となる......
チェ・ジンシル、チョン・ジュノ
イ・ヘヨン、チェリム、イ・ヒョヌ
通販番組の宣伝担当ディレクターとして働くタルジャは、独身で33歳のキャリアウーマン。三十路を過ぎても男運に恵まれず、恋より仕事に生きてきた彼女にようやく春の兆しかと思いきや、同期のシン・セドに二股をかけられてしまう。プライドをズタズタに傷つけられ、復讐を誓ったタルジャは「恋人代行業者」を名乗る若い男、カン・テボンに1ヶ月間の恋人役を依頼。“契約上の関係”でしかなかったはずの2人はやがて深い信頼で結ばれていく。そんなある日、スマートなエリート紳士のオム・キジュンが現れ・・・。
ユン・ウネ、チュ・ジフン
ごく普通の家庭に育った明るく元気なチェギョンが、ある日皇室に嫁ぐことになってしまった!育ちが違う、考え方も性格も合わない皇太子シンとの新婚生活は前途多難。そこに王位を狙うユルも現れ…。
ク・ヘソン、ソ・ジソク
幼い頃に両親を亡くした、19歳の少女・グッカ。叔父の家に身を寄せていた彼女は、自立を決意して中国を旅立つ。韓国で洋服店を経営するホン・スングと結婚すべく、この地を訪れた彼女だが、そこで待っていたのは……?
イ・ドンウク、チョ・ゲヒョン、イ・ダヘ
2005年に韓国で放映された、イ・ダヘ主演のキュートなラブコメディー。共演は、イ・ドンウク、イ・ジュンギ、パク・シヨンほか。天性の人なつっこさと可愛い笑顔で、またたく間に人の心をつかんでしまう少女詐欺師(?)とクールな御曹司のスリリングな恋を描いた物語で、同国で視聴率25パーセントをマークした好作品。“ちゃっかりさん”という言葉がピッタリで、なぜか憎めないユリン(イ・ダヘ)のキャラクターは、まさに女のコたちの憧れ。キレ者のゴンチャン(イ・ドンウク)と、“世界一美しい男”・ジョンウ(イ・ジュンギ)にはさまれる悩みさえ、うらやましく思える。
キム・ソナ、ヒョンビン、チョン・リョウォン
韓国で最高視聴率50.5%を記録した「私の名前はキム・サムスン」が遂にパッケージ化。30歳のクリスマスに恋人に振られ、さらに仕事もなくしたサムスンと傲慢だがかっこいい年下の御曹司ジノンの、年齢も身分も性格も違う二人のロマンティック・ラブコメディ。
RAIN(ピ)、ソン・ヘギョ
海辺の一軒家"フルハウス"に暮らすハン・ジウン(ソン・ヘギョ)は、友人のドンウクとヒジンに騙され、1人で上海旅行へ行く。機内で俳優イ・ヨンジェ(RAIN)の隣の席になり興奮するが、飛行機に酔ってヨンジェのシャツに吐いてしまい、最悪の出会いに…
キム・レウォン、チョン・ダビン
お調子者の大学生ギョンミン(キム・レウォン)。彼は美人のヘリョン(チェ・ジョンユン)と仲良くなるため、彼女の友人で就職浪人中の三枚目女子ジョンウン(チョン・ダビン)に近づくが、その流れでなぜかジョンウンの部屋に彼女の飼い猫扱いで同居することに。最初は反目しあっていた二人だが、徐々にお互いが気になっていくことに。決して美人とは言いがたいジョンウンだが、不器用で実直な生き方を見ているうちにどんどん可愛く見えてきて、いかにも漫画的な設定の作品ながらも、作り手の狙い通り二人のやりとりにドキドキさせられてしまうこと間違いなし。
チャン・ナラ、チャン・ヒョク
2013年 韓国ドラマの5大ニュース…ありえないストーリーから予想外の大ヒットまで [韓流ドラマ特集]
2013年の韓国ドラマ市場は波乱の連続だった。議論も多く、事故も多かったドラマ市場は、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)議論から予想外のヒット作まで、様々な作品で視聴者たちから関心を受けた。2013年の一年間、ドラマの5大ニュースを調べてみた。
マクチャンの終着地はどこ? 議論へと続く
2013年には特にドラマが多くの議論を巻き起こした一年だった。特に必然性のないストーリーや極端な展開によって“マクチャン”という汚名を着せられたドラマが多かった。中でも、SBS「野王」、MBC「オーロラ姫」、KBS 2TV「ワン家の人たち」が主な作品として挙げられている。自身の成功のために義理の父親を殺害したチュ・ダヘ(スエ)は、「野王」をマクチャンにさせた根本的な人物だった。彼女は義理の父親を殺害し、愛するハリュ(クォン・サンウ)を共犯にさせ、再び自身の成功のため、夫のペク・ドフン(東方神起 ユンホ)を殺し、ファーストレディーを夢見る人物だった。この過程を見せているチュ・ダヘの悪行は極端に描かれ、多くの酷評を浴びた。
2013年最高のマクチャンと呼ばれている「オーロラ姫」は、オ・デサン(ピョン・ヒボン)の幽体離脱を始め、登場人物の突然死など12名の俳優が次々と降板した。108拝(自己修養のために108回拝むこと)をすることで同性愛を解決し、「がん細胞も生命だ」という非常識なセリフと展開で、2013年最悪のドラマとして連日のように議論が巻き起こった。
8月にスタートした「ワン家の人たち」は、とんでもない事件だらけだ。一人息子チェ・サンナム(ハン・ジュワン)のために嫁を選抜する“嫁オーディション”を開く父チェ・デセ(イ・ビョンジュン)、金持ちの女性と出会い金の味を知り、妻ワン・ホバク(イ・テラ)と「よっしゃ」と離婚する夫のホ・セダル(オ・マンソク)、浮気した夫の心を取り戻すために自作拉致劇を繰り広げる妻ワン・ホバクなど、刺激的な人物を描いたファミリードラマで悪評を受けているのが実情だ。
韓流に続き、これからは日本ドラマが人気? リメイクドラマの成功
SBS「その冬、風が吹く」「怪しい家政婦」、MBC「女王の教室」、KBS 2TV「オフィスの女王」。これらの共通点は日本のドラマをリメイクした作品であることだ。マニアから愛されていた日本のドラマが今、韓国の作品として再現される傾向にある。「その冬、風が吹く」は2002年に日本で大ヒットした「愛なんていらねえよ、夏」の韓国版で、一度映画でリメイクされたが大きな反響を得ることはできなかった。厚いマニア層を持つ脚本家ノ・ヒギョンとソン・ヘギョ、チョ・インソンが手を組み、韓国版ドラマとして変身した。
「オフィスの女王」は職場で起きるエピソードを描いた全10話ドラマ「ハケンの品格」を全16話にリメイクし、キム・ヘスならではの主人公を誕生させ“ミス・キムブーム”を呼び起こした。甲乙関係(上下関係)が社会問題として挙げられたタイミングと重なり、韓国の“乙”を癒したという評価を受けた。
「女王の教室」は同名の日本ドラマを原作にしたドラマで、気難しくて冷たい女性教師が小学校の担任先生として赴任してから広がる、ある小学校クラスのいじめ、成績至上主義などのエピソードを描いた。子役たちの優れた演技力とコ・ヒョンジョンのカリスマ性は好評を得たが、それほど人気は得られなかった。
先日最終回を迎えた「怪しい家政婦」は、歴代日本ドラマ視聴率第3位を記録した「家政婦のミタ」の韓国版で、放送序盤から「原作をコピーしただけだ」という議論が起きたが、視聴率2位を記録して終了した。
映画だけではなくドラマにもいる! スクリーンの俳優たち、ドラマに復帰
映画を通じて姿を見せてきた俳優たちがドラマに復帰し、その役割を充実にこなした一年だった。前述した「その冬、風が吹く」のソン・ヘギョ、チョ・インソンが5年、8年ぶりにドラマに復帰し、大成功した。「オフィスの女王」のキム・ヘスも3年ぶりにカムバックし、前作の不振を乗り越えて良い成績を挙げた。また、デビュー13年ぶりに初めてドラマに出演したMBC「馬医」のチョ・スンウもいる。全50話の大長征を繰り広げ、彼は「馬医」で「MBC演技大賞」の大賞を受賞した。彼らとは異なり、期待よりも低調な成績を挙げた俳優たちもいた。3年ぶりにドラマに復帰したソン・イェジンとキム・ナムギルの「サメ ~愛の黙示録~」は好評を受けたが視聴率はそれほど振るわなかった。そしてコ・ヒョンジョンも「女王の教室」で2010年以降久しぶりにドラマに出演したが、ヒットには失敗した。一方、チョン・ジヒョンはSBS「星から来たあなた」で14年ぶりのドラマ復帰を果たし、今後の活躍に期待が高まっている。
ベテラン脚本家たちを緊張させた新人脚本家の反乱
2013年には新人脚本家の躍進が目立った。特にKBSは「ドラマスペシャル」を通じて選抜された脚本家たちの予想を越えた活躍で、話に花を咲かせた。イ・ヒョンジュ、コ・ジョンウォン脚本家が共同執筆した「ゆれながら咲く花」は、いじめや校内暴力、墜落する教権、私教育のブームなど、韓国の学校が直面している現実的な問題を赤裸々に描き、好評を得た。また、ユン・ナンジュン脚本家(仮名)が執筆した「オフィスの女王」は日本のドラマのリメイク作品で放送前から多くの懸念を受けたが、独特のセリフとキム・ヘスの演技力で韓国に“ミス・キムブーム”を呼び起こした。先日最終回を迎えた「秘密」の脚本家ユ・ボラも、一般的な正統派恋愛ドラマを緻密な事件構成と緊張感のある展開で成功に導き、ベテラン脚本家たちを緊張させた。
俳優イ・ジョンソクとイ・ボヨン、チョン・ウンインの存在感を際立たせたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」を執筆した脚本家パク・ヘリョンも、この作品を通じてミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)に足を踏み入れた。
この他にも「応答せよ1997」から「応答せよ1994」まで、連続でヒットさせた脚本家イ・ウジョン、「イニョン王妃の男」と「ナイン~9回の時間旅行~」を執筆した脚本家ソン・ジェジョンなどがいる。
体感視聴率はもっと高い! 地上波を超えるケーブルドラマのブーム
昨年から反響が尋常でなかったケーブルチャンネルと総合編成チャンネルが、2013年に入り本格的に恐ろしい勢いで浮上し、地上波ドラマまで脅した。2013年上半期の話題作は、tvNの「ナイン~9回の時間旅行~」だった。20年前に戻ることができる9本のお香を焚いて過去を変えるというタイムスリップは、しっかりしたストーリーと融合し、独特のジャンル的な特性を乗り越え、視聴者たちを“ナイン病”に陥らせた。名不虚伝(名声や名誉が広く知られるのにはそれだけの理由があるという意味)脚本家キム・スヒョンとチョン・ウリョン監督が再び手を組んだJTBC「限りない愛」は視聴率10%台を記録し、同じ時間帯に地上波で放送されたドラマの視聴率まで超えた。特にイ・スンジェ、ユ・ドングン、キム・ヘスク、ソン・スンファン、オム・ジウォン、オ・ユナなど名俳優たちが大勢出演し、地上波とケーブル、総合編成チャンネルの境界を越えたという評価まで受けている。
ここに、2013年下半期に最高の人気を誇っている「応答せよ1994」がこれらの後を続き、毎回のように最高視聴率を記録している。前編「応答せよ1997」に続き、90年代の郷愁を呼び起こし、視聴者を魅了した。
2012年韓国ドラマ視聴率ランキング一覧 [韓流ドラマ特集]
蒼のピアニスト(五本の指)(30話) 14.1%
2013年韓国ドラマ視聴率ランキング一覧 [韓流ドラマ特集]
メディカルトップチーム (20話) 7.3%
相続者たち(20話) 25.6%
└イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビン、キム・ジウォン、f(x)クリスタル、CNBLUEカン・ミンヒョク
女王の教室(16話) 9.5%
2000年から2012年で最も視聴率が高かったラブロマンス作品を一挙にご紹介! [韓流ドラマ特集]
美しき日々(2001)
イ・ビョンホン、チェ・ジウ、リュ・シウォン
レコード業界を舞台に、愛と希望を求めて生きる若者たちの姿を描く。4人の男女が出会い、惹かれあい、運命の糸でもつれあっていきます。イ・ビョンホン、チェ・ジウなど再現不可能な豪華キャストでも話題に。「冬ソナよりこっち!」という声も多数です。
千日の約束(2011)
キム・レウォン、スエ
アルツハイマー型認知症と診断されたソヨンと、それを乗り越えて彼女と結婚したジヒョン。幸せな結婚生活を送る二人だったが、病状は徐々に進行して……。「私の頭の中の消しゴム」を彷彿とさせる究極の愛のかたち。
シティーハンター in Seoul(2011)
イ・ミンホ、パク・ミニョン
「花より男子」のイ・ミンホ、「トキメキ☆成均館」のパク・ミニョンによる甘く切ないラブストーリー。誰も愛さぬよう育てられた一人の青年を主人公に、愛と復讐を描いた“切な系”ラブロマンス。華麗なアクションも見どころ!
ガラスの城(2009)
イ・ジヌク、キム・スンス、ユン・ソイ
薄幸の人生を送りながらも、必死の思いでアナウンサーとなったミンジュ。そんな彼女が財閥の御曹司にプロポーズされ、躊躇しながらも結婚するが……。貧しい家庭で育ったミンジュの“現代版”シンデレラ!
あなただけよ(2012) ソ・ドヨン、ソ・ジュニョン
紳士の品格(2012) チャン・ドンゴン、キム・ハヌル
女の香り(2011) キム・ソナ、イ・ドンウク
レディプレジデント~大物(2010) クォン・サンウ、コ・ヒョンジョン
シンデレラのお姉さん(2010) ムン・グニョン、チョン・ジョンミョン
千万回愛してます(2010) イ・スギョン、チョン・ギョウン
華麗なる遺産(2009) ハン・ヒョジュ、イ・スンギ
君は僕の運命(2009) ユナ、パク・ジェジョン
スタイル(2009) リュ・シウォン、キム・ヘス
シティホール(2009) キム・ソナ、チャ・スンウォン
太陽をのみ込め(2009) チソン、ソン・ユリ、イ・ワン
アヒョン洞の奥様(2007) ワン・ヒジ、キム・ミンソン
私の男の女(2007) キム・ヒエ、ペ・ジョンオク
幸せな女-彼女の選択-(2007) ユン・ジョンヒ、チョン・ギョウン
恋人(2006) イ・ソジン、キム・ジョンウン
姉さん(2006) ソン・ユナ、キム・ソンス春のワルツ(2006)ソ・ドヨン, ハン・ヒョジュ, ダニエル・へニー, ソ・イヨン春の日(2005) チ・ジニ、コ・ヒョンジョン
ファッション70’s(2005) イ・ヨウォン、キム・ミンジョン
プラハの恋人(2005) チョン・ドヨン、キム・ジュヒョク
バラ色の人生(2005) チェ・ジンシル、ソン・ヒョンジュ、イ・テラン、チャン・ドンジク
神様、お願い(2005) ユン・ジョンヒ、イ・スギョン、イ・テゴン
パリの恋人(2004) イ・ドンゴン、キム・ジョンウン、パク・シニャン
バリでの出来事(2004) ハ・ジウォン、チョ・インソン、ソ・ジソブ
火の鳥(2004) イ・ウンジュ、イ・ソジン
二度目のプロポーズ(2004) オ・ヨンス、キム・ヨンホ
愛情の条件(2004) ハン・ガイン、チソン
百万本のバラ(2003) キム・スンス、ソン・テヨン
太陽に向かって(2003) クォン・サンウ、ミョン・セビン
天国の階段(2003) チェ・ジウ、クォン・サンウ、シン・ヒョンジュン、キム・テヒ
黄色いハンカチ(2003) イ・テラン、チョ・ミンギ
完全なる愛(2003) キム・ヒエ、チャ・インピョ
ライバル(2002) キム・ジェウォン、ソ・ユジン
人生画報(2002) ソン・イルグク、キム・ジョンナン
冬のソナタ(2002) チェ・ジウ、ペ・ヨンジュン、パク・ヨンハ
ガラスの靴(2002) キム・ヒョンジュ、キム・ジホ、ソ・ジソプ
ロマンス(2002) キム・ジェウォン、キム・ハヌル
おいしいプロポーズ(2001) チョン・ジュン、ソン・イェジン
ピアノ(2001) キム・ハヌル、コ・ス、チョ・ジェヒョン
守護天使(2001) ソン・ヘギョ、キム・ミンジョン
女子万歳(2000) ソ・ジソブ、チェ・シラ
イブのすべて(2000) チャン・ドンゴン、チェリム
秋の童話~オータム・イン・マイ・ハート~(2000)ソン・スンホン、ウォンビン
プロデューサーが選んだ今年最も作品運の良い俳優・悪い俳優は?(総合) [韓流ドラマ特集]
ドラマはキャスティング戦争だ。俳優によって作品の印象と好感度が違ってくる。制作会社がトップスターを巡って激しい競争を繰り広げるのはこのためだ。しかしキャスティングに成功したとしても、結果は様々だ。多くの制作費を投じてスターをキャスティングした作品が見放されたり、当初は注目を浴びなかった作品が大きな成功を収めることもある。
伝統のオンライン芸能メディアTVレポートは2013年の年末を迎え、KBS・MBC・SBSの地上波3社のプロデューサー30人に、今年作品運が最も良かった俳優と、不運だった俳優を選ぶアンケートを実施した。今年1月から11月まで地上波3社で放送されたミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)、週末ドラマ、毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)に出演した俳優を対象にし、今年12月から放送されるドラマは、時期的に除外した。
◆ラッキーな男女1位はイ・ジョンソク&イ・ボヨン…どんでん返しの歴史を書いた
異変はなかった。様々なブームを巻き起こしたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」の男女主人公イ・ジョンソク(16票)、イ・ボヨン(17票)が、今年最も作品運が良かった俳優に選ばれた。2人は50~60%の得票率で、プロデューサーたちの絶対的な支持を受けた。予想外の組み合わせだったが、安定した演技力をもとに最高の相性を見せたという評価だ。
特にイ・ボヨンは男女俳優を合わせて最も高い得票を記録した真の勝者だ。KBS 2TV水木ドラマ「秘密」のファン・ジョンウム(7票)と競合したが、2倍以上の支持率を記録し、計17票を獲得した。この結果は今年3月に終了したKBS 2TV週末ドラマ「いとしのソヨン」の人気も反映されたと見られる。このドラマで実力を証明したイ・ボヨンは、「君の声が聞こえる」を通じて瞬く間に最もキャスティングしたい俳優に浮上した。彼女が出演した2つのドラマの自己最高視聴率は「君の声が聞こえる」が24.1%、「いとしのソヨン」が47.6%だ。ドラマ視聴者の半数がイ・ボヨンが出演したドラマを見たのである。
イ・ジョンソクは2つの作品でともに学生役を演じたが、「君の声が聞こえる」では演技的な領域を拡大させた。高校生から大人になる過程を通じて10代のイメージに限られていた自身の限界を越えたという評価を受けている。彼が出演した映画「観相」も、観客動員数900万人を記録し、大人気を博した。今年、イ・ジョンソクほど爆発的な勢いを見せた新人はいない。
◆様々な幸運の俳優たち…チュウォンとイ・ダヒも欠かせない
他の俳優たちの活躍も素晴らしかった。2位は「秘密」のカップル、チソン(8票)とファン・ジョンウム(7票)。同じドラマで共演した男女主人公が1、2位となった。作品の成功のためには主人公の相性が何より大事だということだろう。チソンは1位となった妻イ・ボヨンと共に幸運を手に入れた。今年結婚した2人は、恋愛と仕事を両立することに成功した。
あるプロデューサーは「今年一番センセーショナルだった作品は、断然『君の声が聞こえる』と『秘密』だ。どちらも、最初は期待作でなかったことが興味深い。錚々たる作品との対決で予想外の成功を収めた」とし、「そのようなどんでん返しの結果が4人の俳優の価値をさらに高めている」と明かした。
KBS 2TV月火ドラマ「グットドクター」のチュウォンも高い支持率を得た。計5票を獲得し、3位とに輝いた。サヴァン症候群(自閉症や知的障害を持ちながら、ある特定の分野で卓越した才能を発揮する症状)の医師をぎこちない口調と表情で演じきり、どんなキャラクターを任せても信頼できる俳優として生まれ変わった。MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」のキム・ジェウォンは2票を獲得して4位となった。他にも「秘密」のペ・スビン、「グットドクター」のチュ・サンウク、「ゆれながら咲く花」「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」のキム・ウビン、「君の声が聞こえる」のユン・サンヒョンがそれぞれ1票を獲得し、彼らに続いた。
「グットドクター」のチュウォンの韓国ドラマ:
「7級公務員 」
「製パン王キム・タック DVD-BOX 1」
「製パン王キム・タック DVD-BOX 2+3」
「烏鵲橋[オジャッキョ]の兄弟たち」
女性部門では「秘密」「君の声が聞こえる」のイ・ダヒが3票を獲得して3位となった。大衆に忘れられようとしていたイ・ダヒは、この2作品をきっかけに再び自身の存在感をアピールすることに成功した。続いてそれぞれ2票を獲得したMBC週末ドラマ「金よ出てこい!さっさと」のハン・ジヘと「グットドクター」のムン・チェウォンが4位となった。SBS水木ドラマ「主君の太陽」のコン・ヒョジン、MBC週末ドラマ「百年の遺産」のユジン、MBC月火ドラマ「奇皇后」のハ・ジウォンはそれぞれ1票を獲得した。
◆不運な男女1位はムン・グニョン&キム・ミョンミン…演技と視聴率は別物?
笑う者がいれば泣く者もいる。華やかなスポットライトを浴びながらスタートしたが、残念な成績で静かに退場した俳優もいる。MBC月火ドラマ「火の女神チョンイ」のムン・グニョン(12票)とSBS月火ドラマ「ドラマの帝王」のキム・ミョンミン(8票)がそれぞれ1位となった。
特に、ムン・グニョンは男女俳優を合わせて最も多くの得票を記録する不名誉を被った。「火の女神チョンイ」は久々に時代劇に復帰したムン・グニョンが「風の絵師」の栄光を再現することができるのか、関心を集めた作品。しかし、遅々として進まない展開と個性のないキャラクターで視聴者に見放された。この作品を通じて“時代劇の女王”タイトルを狙ったムン・グニョンの肩身は狭くなった。
「火の女神チョンイ」はヒットを続けてきたMBC時代劇の中で唯一失敗した作品でもある。むしろ、ドラマよりもムン・グニョンとキム・ボムの公開恋愛の方が話題になった。熱愛説で人気は証明したものの、俳優のキャリアとしては残念な結果だった。
キム・ミョンミンもムン・グニョンと同じ評価を受けた。演技力は素晴らしいが、作品運がついていない俳優といわれている。「ドラマの帝王」は完成度が高く、俳優の演技も好評を受けたが、視聴者の共感を得ることには失敗した。「白い巨塔」以来、意欲的にドラマ復帰した作品だが、視聴者の反応は冷たかった。俳優の演技力と視聴率は別物であることが分かる部分である。
「火の女神チョンイ」のムン・グニョン主演ドラマ:
「清潭洞アリス(チョンダムドンアリス) 」
「シンデレラのお姉さん」
「風の絵師」
「メリは外泊中 DVD-BOX 1」「メリは外泊中 DVD-BOX 2」
「ドラマの帝王」のキム・ミョンミン主演ドラマ:
「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~ 」
◆シン・ハギュン vs オム・テウン vs クォン・サンウ…激しい不運バトル
不運な女優を選ぶアンケートでは、とりわけ同率順位が多かった。1位ムン・グニョンの後に続いた女優は3人だった。KBS 2TV月火ドラマ「サメ~愛の黙示録~」のソン・イェジンとMBC水木ドラマ「メディカルトップチーム」のチョン・リョウォン、KBS 2TV月火ドラマ「未来の選択」のユン・ウネがそれぞれ4票を獲得して2位となった。
特にソン・イェジンとチョン・リョウォンはたくさんのオファーを断って選んだ作品がむしろ失敗する苦い結果を味わった。多くの制作会社が2人をキャスティングするために力を注いだが、彼女たちが断った作品がむしろ人気を博した。一方、苦心の末に選んだ 「サメ~愛の黙示録~」と「メディカルトップチーム」は反響を呼ぶことができなかった。その次はMBC水木ドラマ「女王の教室」のコ・ヒョンジョン(1票)となった。
ムン・グニョンに票が偏った女性部門と異なり、男性部門では票が比較的均等に分かれた。SBS水木ドラマ「私の恋愛のすべて」のシン・ハギュンは計6票を獲得し、なんとか1位を免れた。保守党の議員を演じた彼は典型性からの脱却、政治家を新しく描写したという好評を受けたが、ドラマに熱狂する視聴者は少数だった。ヒットドラマの必需条件は俳優の“演技”ではなく、“面白さ”だった。
キム・ミョンミン、シン・ハギュンの後に続いたのはKBS 2TV水木ドラマ「刀と花」のオム・テウン(6票)で、3位となった。7票を獲得したシン・ハギュンとの差は1票に過ぎなかった。「メディカルトップチーム」のクォン・サンウ(5票)もオム・テウンと1票差で4位に入った。ほかにも「未来の選択」のイ・ドンゴンと「メディカルトップチーム」のチュ・ジフンがそれぞれ1票を獲得した。
「私の恋愛のすべて」のシン・ハギュンの韓国ドラマ:
「ブレイン 愛と野望」
「危機一髪! プンニョンマンション 」
「刀と花」のオム・テウンの韓国ドラマ:
「(韓国)魔王」
「7級公務員」
「ドクチャー・チャンプ DVD-BOX 1」「ドクチャー・チャンプ DVD-BOX 2」
「赤道の男」
「快傑春香」
「善徳女王」
映画:「シラノ恋愛操作団」
「メディカルトップチーム」のクォン・サンウの韓国ドラマ:
2004年 SBS 『天国の階段』
「君の声が聞こえる」「秘密」「応答せよ1994」を“サプライズヒット”させたドラマ脚本家たち [韓流ドラマ特集]
“ドラマ業界のゴッドマザー”キム・スヒョン脚本家を筆頭に、「ワン家の人たち」のムン・ヨンナム、「オーロラ姫」のイム・ソンハン、「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)のキム・ウンスク、「主君の太陽」のホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)、「Two Weeks」のソ・ヒョンギョン、「黄金の帝国」のパク・ギョンスなど、名前を聞いただけでわかるような脚本家たちが競うように新作を打ち出し、12月も「星から来たあなた」のパク・ジウン、「ミスコリア」のソ・スクヒャンなどが出番を待ち構えている。
しかし、綺羅星のようなスター脚本家たちの間で、独自の競争力を持ち誰もが予想できなかった“サプライズヒット”に成功した脚本家も複数いる。「君の声が聞こえる」のパク・ヘリョン、「秘密」のユ・ボラ、「応答せよ1994」のイ・ウジョンがその主人公だ。
「君の声が聞こえる」パク・ヘリョン脚本家…厄介者からシンデレラに
2013年6月5日から8月1日まで全18話で放送されたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」は、2013年を通して視聴率と話題性の面で圧倒的な成果を出した作品だ。しかし、「君の声が聞こえる」は正式に編成され放送されるまでどのドラマより紆余曲折が多かった作品でもある。編成権を確保することができず、各放送局を転々とした上、編成を目の前にして商品性が低いという理由で後回しにされるなど、屈辱を経験したのだ。放送局が躊躇う理由は、大きく3つあった。第一に他人の本音を聞くという設定が幼稚なため、視聴者たちの共感を得にくいこと、第二に法廷を背景にしている作品はヒットしにくいこと、第三に殺人や復讐などのストーリー展開が夜の時間帯に流すには重すぎるということだった。結局このドラマは数回断られ挫折を経験した末に、SBSが水木ドラマの“空き時間帯”を許したことで世の中に出ることができた。
しかし、編成が確定したと安心するには序盤の雰囲気があまりにも絶望的だった。同枠の前番組「私の恋愛のすべて」が一桁の視聴率で苦戦を強いられていたうえに、初回の放送があいにく同時間帯1位をキープしていたMBC「男が愛する時」の最終回と重なったのだ。泣き面に蜂で、コ・ヒョンジョンのドラマ復帰作「女王の教室」がライバル作品として編成され、「君の声が聞こえる」の先行きがさらに予測できない状況となった。
案の定、「君の声が聞こえる」第1話の視聴率は7.7%(ニールセン・コリア全国基準、以下同一)に過ぎなかった。苦労して放送をスタートさせたにもかかわらず、無惨な成績をつきつけられたのだ。しかし興味深いのは、初回の放送以降、ネットを中心にこのドラマに対する口コミが広がり始めたという事実だった。「久しぶりに良いモノが出てきた」という世間の評価の中で、第2話の視聴率はなんと5%も上昇した12.7%を記録した。同時間帯1位の快挙だった。
それからは怖いもの知らずであった。ライバル作品の「女王の教室」と「刀と花」が一桁の視聴率から抜け出せないでいる中、「君の声が聞こえる」第11話の視聴率は20%を超え、人物間の葛藤がピークに達した第16話では、最高視聴率24.1%を記録した。第1話の視聴率に比べ、なんと3倍近く視聴率が上昇したのだ。最終的にこのドラマは、全国平均視聴率18.8%、首都圏平均視聴率20.7%という偉業を達成し、華やかに幕を下ろした。
このような「君の声が聞こえる」の大ヒットの立役者は、誰が何と言おうとも台本を執筆したパク・ヘリョン脚本家だ。彼女は、2年という長い歳月の間、各種裁判を傍聴するのはもちろんのこと、数多くの法曹界の人物にインタビューし各種講座を履修するなどの努力により、臨場感がありながら細かく構成された様々なエピソードを構想することに成功した。実際の弁護士たちも舌を巻くほどの細かな設定と小道具たちは、他でもないまさにこのような努力から誕生したものだった。
一歩間違えると幼稚さを与えかねない設定を、各人物間の関係の中に絶妙に溶けこませる手腕と、笑いと悲しさ、ラブコメとスリラーを行き来しながら自由自在にドラマの雰囲気をコントロールする腕も逸品だった。おかげで、殺人、復讐、記憶喪失などの“マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国ドラマ特有のストーリー)要素”までもが「君の声が聞こえる」ではストーリーを展開させる一種の工夫であり、素晴らしい要素として生まれ変わることができた。
このように、放送局と制作会社の“厄介者”に転落するところであった「君の声が聞こえる」は、初心を忘れなかったパク・ヘリョン脚本家の根性と輝く才能に支えられ、2013年最も“ホットな”ドラマとして視聴者たちから爆発的に愛された。「君の声が聞こえる」で有望株を超えスター脚本家へと大きく成長したパク・ヘリョン脚本家が、次はまたどのような作品で世の中を驚かせてくれるのか、興味深い限りである。
「君の声が聞こえる」ヒロイン☆ イ・ボヨンの作品:
「愛情万々歳 ~ブラボー!マイ・ラブ~」
「いとしのソヨン コンプリートスリム」
「赤道の男」
「ゲームの女王」
「セレブの誕生」
「薯童謠(ソドンヨ)」
「危機一髪! プンニョンマンション」
「ラストダンスは私と一緒に」
KBS 『ゆれながら咲く花 』
MBC『恋の一撃 ハイキック 』
SBS 『シークレット・ガーデン』
「秘密」ユ・ボラ&チェ・ホチョル脚本家…ゴリアテに勝ったダビデ
今年の第2四半期にSBS「君の声が聞こえる」があったならば、第4四半期にはKBS「秘密」があった。2013年9月25日に放送がスタートし、11月14日まで全16話で放送された「秘密」は、底知れぬスランプに陥っていたKBS水木ドラマにとってオアシスのような存在になっただけでなく、優れた企画力と素晴らしい台本をもとに視聴者の愛を勝ち取ったという点で、現在のドラマ業界に示唆するものが多い作品だった。「秘密」は、2012年ミニシリーズ脚本公募で優秀賞を受賞したチェ・ホチョル脚本家の作品だ。この作品に目をつけたイ・ウンボクプロデューサーが慶南(キョンナム)梁山(ヤンサン)に滞在していたチェ・ホチョル脚本家を自ら訪ねて台本を書くように勧め、さらに単幕劇を執筆した経験のあるユ・ボラ脚本家が最終的に参加しドラマ制作が目に見える形となった。チソン、ファン・ジョンウム、ペ・スビン、イ・ダヒなど存在感のある役者たちをキャスティングできたことも、編成に大きな助けとなった。
問題はライバル作品だった。当時水木ドラマ市場は、ホン姉妹が執筆しソ・ジソブとコン・ヒョジンが主役を演じる「主君の太陽」が20%台の視聴率を記録し右肩上がりの勢いを見せていた時期だった。これに比べると、「秘密」は同枠の前番組「刀と花」の不振により厳しい環境でドラマをスタートさせなければならなかっただけでなく、作家の知名度や主演俳優の人気の面で劣るドラマだったので、序盤の苦戦は当前のことだった。
しかし、「秘密」はこのように不利な条件の中でも着実に視聴者たちを引き付け、5.3%で始まった視聴率も回数を重ねる度に急速に上昇する勢いを見せた。その結果、「主君の太陽」が終了するやいなや二桁の視聴率に上がり、無数のライバル作品の中で同時間帯1位を獲得する成果を生んだ。特に「相続者たち」との競争で優位に立った点は、非常に意味のある結果だった。
「相続者たち」はSBSが打ち出した下半期最高の期待作であっただけでなく、スター脚本家キム・ウンスクの作品として放送界の期待を一身に受けていたドラマだった。「秘密」としては、“卵で石を打つような”戦いでまさかの勝利を収めたことになる。出演俳優たちの熱演と、イ・ウンボクプロデューサーの演出力、そしてユ・ボラ&チェ・ホチョル脚本家のアンサンブルが作りだした奇跡だった。
特にユ・ボラ&チェ・ホチョル脚本家のコンビプレイは「秘密」のヒットに大きく貢献した。ストーリーの土台を築いたチェ・ホチョル脚本家がストーリーの大きな枠を作ると、経験豊かなユ・ボラ脚本家が細かな設定を調整し作品の完成度を高める形だった。ある女性の愛と復讐を、ここまで洗練された形で切なく描くことができたのは、このように二人の脚本家が互いに信頼し助け合いながら素晴らしい台本を作ることに邁進したためだ。
ユ・ボラ&チェ・ホチョル脚本家は、ライバル相手であるキム・ウンスク脚本家の原稿料よりはるかに少ない作業費で“これ以上よくなることのできない”結果を作りだした。トップスターに依存せず、純粋に台本の力だけで完全にストーリーを展開させ、視聴率に一喜一憂せず伝えたい話を全て吐き出した。良い台本が良いドラマを作るという単純な真理を改めて証明しただけでも、「秘密」は十分存在価値のあるドラマだ。
ゴリアテに勝った“ダビデ”になったユ・ボラ&チェ・ホチョル脚本家は最近、次の作品を来年披露するために構想しているという。この怖いもの知らずの新人脚本家たちがまたどのようなことを成し遂げてくれるのか、期待するばかりだ。
「応答せよ1994」イ・ウジョン脚本家…バラエティとドラマを行き来する天才
最近最も注目されているイ・ウジョン脚本家は、放送業界でも稀なスタンスを持つ脚本家だ。バラエティとドラマを行き来しながら、両方で良い成果を得ている人物であるためだ。これまでバラエティ出身のドラマ脚本家は多かったが、イ・ウジョン脚本家のようにバラエティとドラマを“兼任”する人はいなかった。もしかすると彼女は、ナ・ヨンソクプロデューサーの言葉のように、“天から授かった天才”なのかもしれない。
イ・ウジョン脚本家は、2013年「花よりおじいさん」のメイン脚本家として韓国の芸能界を騒がせた。「1泊2日」の時からタッグを組んだナ・ヨンソクプロデューサーの隣で「花よりおじいさん」の企画に絶対的な影響力を発揮しただけでなく、出演陣の気持ちを慰め本音を引き出す役割まで担当した。バラエティに感性を与え、それを洗練された形に手直しすることに、イ・ウジョン脚本家ほど長けている人もいないだろう。
「花よりおじいさん」を終えた彼女は、またドラマ脚本家に戻った。「ハッピーサンデー-男子の資格」で最高の相性を見せたシン・ウォンホプロデューサーと、「応答せよ1997」の後に続く作品「応答せよ1994」を作ったのだ。大衆は「応答せよ1994」の成功に半信半疑だったが、反対にイ・ウジョン脚本家は「前作をも超える良い作品になる」と自信満々だった。そして、その言葉はまもなく現実となり目の前で繰り広げられた。
すでに「応答せよ1997」でブームを起こしているイ・ウジョン脚本家は、さらに洗練された筆力とエピソード構成力により「応答せよ1994」のヒット神話をリードした。もちろん、長い間一緒に働いた後輩脚本家のキム・デジュ、イ・ソネ、キム・ランジュ、チョン・ボフン、チェ・ウンソル脚本家の力も無視できない。彼女らは、イ・ウジョン脚本家を支え1994年の感性をそのまま盛り込む複数のエピソードを作るうえで大きく貢献をした人物だ。
イ・ウジョン脚本家の最大の長所は、物語を重くならないように展開させながら、切なく若々しい初恋の感性に優しく触れているところだ。バラエティ脚本家出身らしく、シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)並の面白いエピソードをあちこちに組み込み、各キャラクターの愛と別れを巧みに描くことで、最近では稀なウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)を作り出す手腕を発揮しているのだ。
その結果、「応答せよ1994」は前作の「応答せよ1997」を超え、ケーブルドラマの新しいヒット神話を作りだしており、出演陣全員をスターにするなどブームに近い人気を集めている。スレギ(チョンウ)とナジョン(Ara)がお互いの気持ちを確認した中、「終わるまでは終わっていない」というチルボン(ユ・ヨンソク)との三角関係がどのように展開するのか、視聴者の関心はますます高まっている。
驚くべきことは、このような忙しい中でもイ・ウジョン脚本家が「花よりおじいさん」の第2弾「花よりお姉さん」プロジェクトにも参加していることだ。「応答せよ1994」を進めながら、並行して「花よりお姉さん」の企画と制作に深く関わる彼女を見ながら、同僚のナ・ヨンソクプロデューサーまでもが舌を巻くほどだった。「花よりお姉さん」もやはり、「応答せよ1994」に続く時間帯に連続編成されており、初回から視聴率10%を超える人気を獲得しているため、当面視聴者たちは“イ・ウジョンワールド”で泣いて笑うしかない状況だ。
才能と情熱の黄金比に努力まで加えいつも最善の結果を叩き出すイ・ウジョン脚本家が、「応答せよ1994」を見事に仕上げた後も変わらずバラエティとドラマ両方で大活躍してくれることを、彼女の作品を愛する一人の視聴者として切に願う。
「応答せよ1997」イ・ウジョン脚本家
放送終了「相続者たち」視聴者はなぜ間接広告の重さに耐えなければならなかったのか [韓流ドラマ特集]
「もしかして、今広告してるの?」20話の間聞きたかったことだった。演技と脚本、演出がぴったりと合い、視聴者に大きく愛された「相続者たち」はまるで20時間の広告メドレーを見るようだった。
12日、SBS水木ドラマスペシャル「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」 (脚本:キム・ウンスク、演出:カン・シンヒョ、プ・ソンチョル、以下「相続者たち」)が放送終了した。長いレースを走ってきた彼らは最後までその呼吸を維持し、ハッピーエンドを迎えた。しかし、視聴者たちは最後まで間接広告(PPL:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)の重さに耐えなければならなかった。
財閥家を舞台に繰り広げられる「相続者たち」は、その間接広告の種類から個数まで他のドラマの追従を許さなかった。登場人物たちの家はもちろん、持ち歩くもの一つ一つまで間接広告の影が伸びていた「相続者たち」。彼らが被らなければならなかった、王冠ではなく視聴者が耐えなければならなかった間接広告の重さを量ってみた。
財閥家だから違う…車から電子機器まで様々
童話の中には白馬に乗った王子様がいるとしたら、「相続者たち」には高級スポーツカーに乗ったキム・タンが存在した。第1話から繰り広げられる愛車自慢は、まるで外国車のCMを見るようだった。広がるカリフォルニア海岸の道路を疾走するシーンは長時間露出され、億単位のスポーツカーの性能をそのまま視聴者に伝えた。それだけでなく、このスポーツカーは引き続き「相続者たち」に登場し、誰よりも早いスピードを誇った。また、このドラマで何度も登場した多彩多能な電話はキム・タンの母であるハン・ギエ(キム・ソンリョン)にとっては英語の先生になり、チェ・ヨンド(キム・ウビン)にとってはチャ・ウンサンを探求するツールになった。また、チョ・ミョンス(ZE:A ヒョンシク)の作業室にはいつも一緒の友達のような存在として数回露出された。
キム・ウォン(チェ・ジニョク)も欠かせない。彼は忙しい中、あるシェーバーを利用して綺麗にシェービングをし、このブランドのコーヒーマシーンを利用してコーヒーまで淹れてあげる優しい姿を見せた。もちろん、キム・ウォンは社員にコーヒーを淹れてあげるほど温かい人ではない。キム・ウォンはコーヒーを淹れてすぐにユン・ジェホ(チェ・ウォニョン)を怒る姿に笑いを誘った。
相続者は制服でさえも格別だったのか。キム・タンは毎回制服には似合わない、あるブランドのアクセサリーで視線を引き付けた。スマートなファッションを追求した彼だったが、制服のシャツの上に無理やりマッチさせたようなネックレスはちょっと違うのでは?
クリスタルの韓国ドラマ:2011年 「恋の一撃 ハイキック DVD-BOX 1-5」
カン・ミンヒョクの韓国ドラマ:「オレのことスキでしょ」発売中!2,600円 税含む
帝国高校の団体キャンプ、結局は“広告旅行”…アウトドアのすべてを見せてやる
「帝国高校団体キャンプにキム・タンが行けなかった理由」というタイトルの書き込みが様々なインターネット掲示板を席巻したことがあった。理由は、帝国高校の生徒たちが着たブランド「B」のアウトドアルックが、主人公キム・タンを演じるイ・ミンホが広告モデルを務めるアウトドアブランド「E」ではないためだそうだ。さらに、アウトドアMの広告モデルであるチョ・ミョンスがキャンプに参加できた理由は、ブランド「M」がブランド「B」のセカンドラインであるためだという推測まであった。帝国高校の団体キャンプでは、ブランド「B」の様々なキャンプ道具を一目で見ることのできる珍風景が続いたが、特にテントを張る様子を詳しく映し、アウトドアルックを着た生徒たちが活動の制約なしに自由に動き回る姿が捉えられ、ブランド「B」のアウトドアルックの動きやすさを間接的に感じることができたというのが視聴者の評価だ。もちろん最終回ではユン・ジェホ、ユン・チャニョン(CNBLUE カン・ミンヒョク)親子がブランド「M」のアウトドアルックを着用し、テントを持って一緒に旅行に行った姿が描かれ、とても微笑ましい光景が演出された。
帝国高校のキャンプが、アウトドアルックを見せるためだけだったという考えは捨てた方がいい。野外活動にはまったく似合わないものまで登場したからだ。エンターテインメントの相続者イ・ボナ(f(x) クリスタル)は美しい美貌を自慢するかのように管理を怠らなかった。美顔機を野外に持っていくセンスは一体どこから来たのだろうか。このシーンでは「管理なしでは美貌もない。美貌なしでは彼氏もいない」という名台詞が誕生した。
キム・ジウォンの韓国ドラマ:「花ざかりの君たちへ 」「What's Up(ワッツ・アップ)」「恋の一撃 ハイキック 」
ヒョシン先輩の勉強の秘訣は間接広告でしたか?
ここに、間接広告の達人が現れた。気難しいが優しい“ヒョシン先輩”と呼ばれるイ・ヒョシン(カン・ハヌル)は優等生らしく、特別な間接広告で視線を引き付けた。勉強のためにタブレットPCを利用する姿が数回映り、「一体あれは何で、あんなに便利なんだろう」と関心を集めた。さらに勉強の目的ではなく、個人的な連絡までタブレットPCを利用し、笑いを誘った。さらに、日常的に口にくわえている紅参は「兄貴が来たのかと思ったよ。紅参のにおいがしたから」というキム・タンの名台詞まで誕生させた。実は、イ・ヒョシンがいつも飲んでいた紅参はキム・タンの母ハン・ギエが広告している商品だという。
ここまでくると、何でも出来る優等生ヒョシン先輩が解く問題集にも関心が集まった。一体どんな問題集を解けばヒョシン先輩のようになれるのだろうか。イ・ヒョシンが解いている問題集はキム・タンを避けて地方に逃げて書店で働いていたチャ・ウンサンの手にもあった。しかも、最終回でイ・ヒョシンはチャ・ウンサンに自身の秘訣が盛り込まれた問題集をプレゼントした。
ウンサンは飲料の相続者?豆乳 vsマンゴー飲料 vs エナジードリンク
相続者たちから選ばれた飲料は何だったのだろうか?これというタイミングもなく登場していたアルバイトの達人チャ・ウンサンのマンゴー飲料?コンビニエンジェルチャ・ウンサンのエナジードリンク?それともチャ・ウンサンを豆乳相続者にした豆乳?チャ・ウンサンを取り巻く様々な飲料のうち、勝者はいなかった。チャ・ウンサンが広告モデルとして活動している豆乳「B」が登場する前に長く愛されてきたエナジードリンクは、豆乳の登場後少し出番が減ったが、ユン・チャニョンとイ・ボナのより戻しパーティーで再登場した。
もちろんチャ・ウンサンは、チェ・ヨンドが売店でたくさん買ってきた豆乳を友達であるユン・チャニョン、イ・ボナ、そして様々な人物に渡し、微笑ましい光景を演出した。さらにチャ・ウンサンの働き先であるマンゴーカフェは待ち合わせの場所として登場し、たわわなマンゴーの姿を見せ付けた。
飲料ではないが、欠かせない食べ物があるとしたら?それはアーモンドだ。ドラマでハン・ギエはアーモンドの効能に関する文章を読み、目の前にあったアーモンドをすぐ口の中に入れるキュートな魅力を誇示し、ユ・ラヘルはアーモンドマニアハン・ギエの前で「アーモンドを手放しません」と美貌の秘訣をうたった。
チョン・ドンファンの韓国ドラマ:
あなたなぜそこにいるの?蓋然性のない間接広告
キム・タンとチャ・ウンサンの足に履かれていたブランド「A」のカップルスニーカーを覚えているだろうか。このカップルスニーカーは、キム・タンとチャ・ウンサンのファッションに合わないのはもちろん、いきなりチョ・ミョンスの作業室のデスクに登場し、視聴者を驚愕させた。一体、デスクの上にスニーカーがなぜ置かれていたのだろうか。「相続者たち」の最終回放送後、熱い関心を集めているフクロウのぬいぐるみも同じだ。このぬいぐるみは以前から登場し続けていた要注意のぬいぐるみだ。チョ・ミョンスの作業室で飼っているペットなのか、時々登場していたブランド「R」のフクロウは結局、主人公カップルのプレゼントとして登場し、関心を集めた。チャ・ウンサンはキム・タンからもらったフクロウのぬいぐるみを学校にまで持ってきて自慢した。
数えていたら疲れてしまう!その他の間接広告たち
「相続者たち」の間接広告戦争に「中間はなかった」。キム・タンの名台詞のように、中間はない過度な間接広告で武装していたのだ。しかも、放送終了まで4話だけを残したままグループ「K」のメッセンジャーアプリケーションが制作支援に参加し、絵文字を挿入する繊細な過程に登場人物たちのプロフィール写真が登場するなど、視聴者たちの関心を一身に受けた。帝国高校の天然岩盤水チョ・ミョンスの手にいつも握られていたカメラも、実はブランド「C」の商品で、キム・ウォンはチョン・ヒョンジュ(イム・ジュウン)に気持ちを告白しながらアメリカの伝説まで引っ張ってきたウィッシュボーンネックレスは、ブランド「P」のものだった。また、ファッション業界の相続者として設定された“ファショニスタ”とは多少離れたアウトドアルックをシーズン別に披露していた。
また、キム・タンがチャ・ウンサンにプレゼントしたピンク色の財布と、登場人物たちの耳にいつも挿さっていたブランド「S」のイヤホン、ヘッドセット、ブランド「S」のスマートフォンは最近発売された曲線ラインまで登場し、何一つ見逃せない商品の饗宴となった。
いくら避けられないのが間接広告とはいえ…今回はひどかった!
ドラマの制作過程で避けられないのが間接広告と言っただろうか。しかし、過度な間接広告はドラマへの集中を妨げ、残念がられた。特に「相続者たち」は俳優たちの好演とファンタスティックな制作陣との出会いで放送前から話題になった作品である。そのため、すでに成功が約束された作品だったが、飛び出る間接広告の登場は視聴者たちの集中を若干妨げる原因になった。しかし、キム・タンとチャ・ウンサンの恋から主助演俳優たちの幻想的な相性は見逃せなかったのが現実だ。それにもかかわらず、なぜ視聴者たちがドラマを乱している間接広告の重さに耐えなければならなかったのか、放送終了後も疑問として残っている。
とにかく「相続者たち」はハッピーエンドで終わった。キム・タンとチャ・ウンサンはいつくるか分からない10年後を予想して幸せな笑顔を見せ、周りの人々はそれぞれの位置で見つけられる最大値の幸せを手に入れることが出来た。
「相続者たち」の後番組はチョン・ジヒョン、キム・スヒョン、パク・ヘジン、ユ・インナ出演の「星から来たあなた」が放送される。
「相続者たち」&「メディカルトップチーム」本日(12日)放送終了…主演俳優たちは悲喜こもごも [韓流ドラマ特集]
10月9日に韓国で期待を集めながら始まったSBS水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)とMBC水木ドラマ「メディカルトップチーム」が本日(12日)最終回を迎える。最高視聴率24.3%(「相続者たち」、以下ニールセン・コリア)と7.3%(「メディカルトップチーム」)という数値からも分かるように、2作の成績には大きな差があり、主演俳優たちの明暗も分かれた。